堀越 達人: 小さい頃は神様がいて
Past exhibition
Kanda & Oliveira は堀越達人の個展「小さい頃は神様がいて」を開催致します。
本展のタイトルは映画『魔女の宅急便』のエンディング曲、『やさしさに包まれたなら』の歌詞にちなんだもので、堀越にとってタイムカプセルのような思い入れのある曲です。
「『神様のようなもの』をあらゆる所に感じた子供時代の精神性の延長に、今の自分の表現が成り立っている」
狭いコミュニティ内で限られた人としか会わないコロナ禍の生活や、生まれ育った田舎のスタジオに移ったことで、堀越の中で子供時代の感覚が強く呼び覚まされ、自身の想像力の震源地に触れたい衝動に駆られました。
かつての自分との対話の中で、大切なものをゆっくりと見つめ直す必要性を感じたと堀越は言います。そして、自分自身の奥底に蓄積されていたイメージが浮かび上がり、意味の追求と変容への欲求の中で、表面化されてきたのです。
「真摯にものを作るとはどういうことか、考え続けたい」
現実と想像が絡み合うとき、夢は現れる。
一般会期: 04月20日 (水曜日) ‒ 05月14日 (土曜日)
開廊時間: 13:00 - 18:00
会期中の水曜日から土曜日が開廊日ですが、5月4日と5月5日は会期中でも臨時休廊となります。ご注意ください。
1985年群馬県生まれ。群馬県および神奈川県在住。
薄く重ねられた油彩絵具で、物語性のある少年や少女のポートレートを描いている。作品には漫画やアニメ、イラストだけでなく、音楽や映画などさまざまなカルチャーからの影響が見て取れる。
描かれる思春期の少年や少女はどこか寂しげな表情が多い。「熱狂の渦にいるのに1人だけ感じる孤独」を表現したいと堀越は言う。当初は自身の変身願望を反映させたポートレートが多かったが、近年はより堀越自身の物語が作品の背景に投影され、人物はより匿名的になっている。背景と人物とが、互いに引っ張り合いながら引き寄せあっているといえる。それはまるで堀越が時間を遡る内省的な旅に出ることで、次の存在への一歩を踏み出す力を手に入れたかのようだ。
堀越達人は、日本、韓国、台湾、香港、フランス、中国などで展覧会を開催。多摩美術大学造形表現学部卒業、多摩美術大学大学院美術研究科油画研究領域修了。
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